外骨とマラソン。平井骸惚。

時々読んでる唐沢翁(?)の日記で、外骨翁について言及していたので引用しておく。

●裏モノ日記
http://www.tobunken.com/diary/diary.html

「原稿の資料で宮武外骨のマラソン排斥論を読んだばかりだったので、何 となく苦笑が浮かぶ。外骨が徹底して糾弾したのは、まさにこの阪神マラソン大会で あった。

 外骨はマラソン競技をアメリカかぶれの極悪事と罵倒し、“過度の競争の為め走り 労れて気息奄々殆ど死者の如く成れる競争者を社員(主催の新聞社)共が皆寄つて集 つて、或は萬歳の声を以て鞭ち、拍手の音を以て励まし、強ひて其手を引張て決勝点 に引摺込むなど、悲惨極まる虐待を敢てして”いると難じている。
「斯くの如く人道無視の蛮的興業を再びせんとするは其無謀其残忍、実に是悪鬼悪魔 以上の行ひである」
 ……ひどい言い方ではあるが確かに、ランニングは全スポーツのうち、競技中の突然死率が水泳やサッカー、登山を抜いてトップだし、高橋尚子選手などの、年齢に比 しての肉体(女性的な)の発育の遅れを見ても、ホルモン分泌とかに異常が出ている のではないか、と思えてしまうし、“心臓破りの丘”なんてところを選手が苦悶の表 情で走り抜けるところや、足の痛みに堪えて苦痛の極みのような様子でヨタヨタ走っているところを、テレビでワクワクしながら見ている、などというのは、どうもあまりいい趣味とは思えないのである。」

◎「平井骸惚」について
川口の書泉ブックドームで購入、読んでみた。1時間以内で読める。ジュブナイルミステリーつうのか、こういう本は。「平井」姓は江戸川乱歩の本名、骸惚は宮武外骨から拾ってきたものであろう。ここまでは連想が可能だが、外骨オタク的に述べると、以下のごとき疑問点もある。河上太一ときくと、「此中にあり」編集者の河上進さんを連想するが実際のところどおなのかな。月輪堂は「月ノ輪書林」と関係あるのか。佳子(よしこ)というヒトは、外骨の奥さんだった能子(よしこ)さんと関係あるのか。娘さんが二人でてくるけど、これは三千代さんなのかな。まあ、どうでもイイんだけどもね。いずれにせよ、デビュー作でこのぐらいの完成度であれば、将来は楽しみである。京極堂くらいの作家サンには成長するやもしれぬ。(←なにをエラソーに(笑))

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このページは、が2004年2月11日 19:37に書いたブログ記事です。

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