ミニコミ準備稿(2)

『職工事情』
内容に関しては今のところそんなに興味ないんだが、校訂が犬丸義一なので、つい購入してしまう。犬丸は、小山伊基子と結婚している。小山は明治新聞雑誌文庫の嘱託だった。『宮武外骨解剖』(4号、1978年7月)に小山の原稿が寄せられている。なんでも西本秋夫(西田長寿のいとこにあたる)の紹介で通い始めたという話。浦和図書館(池田文痴庵文庫)で小山の「履歴書」を発見した、確か「公私月報」に挟まっていたと思う。なお『外骨解剖』では明治新聞雑誌文庫時代の外骨人物像が描かれていて興味深い。「夏は白麻のひざまでの甚平をきて、歩かれる姿は、いつでも目の前に浮かびます」。

『本道楽』(中野三敏、講談社)
本郷木内書店周辺を語られているのでビックリして思わず購入@東京堂。ちなみにサイン本。木内書店店主による「古本屋は学者じゃァねェんだから」(P139)なんて言説は心に残る。グーグル検索してもぜんぜんヒットせず、実態のイマイチわからない木内書店だが、その片鱗が垣間見えるのは僥倖でありましたよ。
※木内書店二階(赤門倶楽部)で宮武外骨「門外講座」という、いまで言えばカルチャークラブみたいな活動をしていたというハナシである。(と書いてみたが、原典がドコだったか確認できず。)

『日本近代書誌学細見』(谷沢永一)
(後日書く予定・蛯原八郎について)

◎たまにはブラブラしてみるのも悪くないか?
博報堂(旧本社ビル);場所は、東京都千代田区神田錦町3-22、設計は岡田信一郎。関東大震災後の1924年(大正13年)に神田区錦町に移転している。建物自体はナカナカに大正レトロ風味が漂うので、一見の価値あります。

アントニン・レーモンド関連;建築家のレーモンドは三田平凡寺との関係上、チト気になっている存在である。書籍としては『内田魯庵山脈』(山口昌男、晶文社)『アントニン・レーモンドの建築』(鹿島出版会、三沢浩、未見)あたりが参考になるだろう。ウェブ検索してびっくりしたのが、スタンダード石油開発会社からの依頼で、ユタの砂漠で日本建築を作ってデンデンという逸話。その成果が1945年3月10日の東京大空襲となって現れたというのだから、スゲエ話だね。まさしく裏面史だよなぁと思った。レイモンドを平凡寺に紹介したのは、インドの学生グルチャランだという(魯庵山脈より)。なんかよくわからんが、いやはや国際的だな、我楽多宗は。

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このページは、が2004年5月20日 02:59に書いたブログ記事です。

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