関東地方に住んでいながら、六本木に行くのは、初めてである。東宝バージンシネマで『ブラザーズ・グリム』を観るために行ったのですが、アキバ周辺とは住んでる人種が違うね!噂には聞いていたが、あれが「セレブ」っていう種族ですか。おれのように全裸で歩いているヒトは一人もいなかったので、気恥ずかしい思いをした。到着後、六本木ヒルズ周辺で、だらだら過ごす。村上隆が造形したインチキくさい公園とか、テレビ朝日のショップを覗いたりした。
しばらくしてから『ブラザーズ・グリム』公開記者会見(屋外)が始まった。馬車にのって、上戸彩とギリアム監督がご登場という華やかな場面である。
そのとき事件は起こりましたよ!家政婦はみた。おれ、家政婦じゃないけど、ホントにビックリしました。あんなことってあるの?マスコミはたぶん、黙殺しちゃうんじゃないかと思う。
いわゆる右曲がりな街宣車が、ギリアム監督のインタビュー中に突然、演説をはじめてしまったのだ。「ホリエモン」がどうのこうの、ヒルズがどうのこうのと、ご大層な言説を、エンエンと大音量で。うるさくてかなわなかったね。
ふざけんなよ。しね、しね、しんじまえ!おれ、わざわざ「Animations of Mortality」を小脇に抱え、休日返上して、六本木くんだりまで行ったのだぜ。ギリアムという人間国宝(?)に対して、なんという酷い仕打ちをするのだ、オマイラ……。あまりの事に苦笑がこみ上げてきてしまったし、この国家の行く末もちょっと心配になってきた。こうして書いてる今でも正直、かなりムカムカするものがある。
ギリアムは、ホリエモンと何の関係もねえだろがよ。なんなのよ、あいつら。ただのタカリじゃねえか。これだからおれ、右は嫌いだ。
ギリアム監督もお怒りだったようで、ついには顔を真っ赤にして激昂、「ヒットラー調の大演説」をはじめる始末。……最高ですわ。「bra bra bra, bra bra bra」の実演が見れるとは思わなかったね。これには感動至極、思わず拍手喝采してしまいました。何という不条理劇。オモシロ・シチュエーションにぶちあたる運命なのか監督。最高のシチュエーションコメディを、ライブで見せてくれてありがとう。
舞台挨拶では、どういう流れだか忘れたが「Not dead yet!」などと呟いてました。
追記、音声ファイル(QUICK TIMEで聞けます) 肝心の部分は聞けないけど、会場の不穏な雰囲気は伝わると思います。
音声1
音声2
音声3
